2007年8月31日金曜日

鹿特丹中国文化節



オランダ国内外を問わず、あちこち出掛けてて気付くのが中国人の多さ。比較的小さな町でも必ずといっていいほど漢字の看板のある中華料理屋を発見することができます。

もちろんロッテルダムにも中華街があるのでかなりの数の中国人が住んでます。ま、当然というかなんというか、オランダ人には日本人と中国人の区別なんてつくわけもなく、街を歩いてると 「ニイハオ!」 と声をかけらることがあります。

最初は戸惑ったけど、あまりに頻繁に言われるので、もうすっかり慣れました。
きっと韓国人もベトナム人も同じ気持ちなんだろうな~。

そんな存在感抜群の中国人達の祭りが中華街で行われていました。
「鹿特丹」 は 「シカトクタン」ではなく 「ロッテルダム」 と読むようです。



運河沿いに突如として現れたドラゴン、そして屋台
チャイナ服とか仏像とか、色々売ってました。

中国製品は別にここじゃなくても世界中で買えるので、物販系の屋台はスルーw。

目指すは食品の屋台。
鳥の唐揚げとやきそばとゴマ団子を購入。

やっぱりうまい。
中華料理にこんなに癒されるとは…。



さらに歩いてるとなにやら芝居が…。
ここは上海か~(笑。

それにしても、他の国でこんな祭りをしてしまう中国人のエネルギーは凄まじい。そのうち世界中が中国になってしまうんじゃないかと心配になるくらい(真面目に w)。どうりで中国人と間違われるわけだ…。


さすがにここまでやらなくてもいいと思うけど、日本の文化ももっとオランダ人に知ってもらいたいな~。微力ながら頑張りますorz。

2007年8月27日月曜日

キンデルダイクの風車群



待ちに待ったいい天気!

世界遺産にもなっている風車群のある キンデルダイクへ行ってきました。
ここでは夏の間(7・8月) の土曜日は一斉に回る風車群を見る事ができます。

いつでも行けるし、天気のいい日を見計らって行こう、と思ってたら、いつの間にか8月も終わり。ラストチャンスの週末、ギリギリのところで幸運にも絶好の行楽日和になりました。



ここに来るのは実は2回目。前回訪問したときは相方の渡蘭前の一人旅。
9月中旬ですでに肌寒かったし天気も悪かった…。

今回は天気良いし風車回ってるし暖かいし。
同じところとは思えない景色が広がってます。



運河沿いに広がる風車群を見るため小さな観光船へ。

高い空と牧草の緑、運河の濃い青とそこにある風車。
いかにも 「オランダ」っていうかんじの風景を楽しむことができます。

これにチューリップが加われば完璧かな~ww。



運河沿いの道から一本外れた小道を歩くといくつかの風車を間近に見る事ができました。かなり近くまで行けますが、残念ながら見学用の風車以外は中を見ることはできません。

なぜなら…、住んでる人がいるからw。
この写真の風車にも住人がいます。

家が風車…。
うち来る?って言われて家が風車だったら、正直ビビリます(笑。



オランダはそんなに大きくない国だけど見所がたくさん。
まだまだ行ってないところだらけ。もっと積極的に回らなきゃな~。

唯一の問題は天気。
気まぐれなダッチウェザーは平日だけにしてください orz。

毎週末これくらい天気良ければ良いのにな~。

2007年8月26日日曜日

F1マシン デモ走行 ~Bavaria City Racing~



ここ数週、ロッテルダムの街では、短い夏を無理やり楽しもうとするかのように週末に何かしらのイベントが行われています。この週はロッテルダムの市街地をレーシングカーが走るイベントがあるということで行ってきました。

とにかくオランダの方たちはデカイので人だかりの後方だと何も見えなくなる可能性大…w。ということで最前列を確保。準備万端。

ま、これは相方の友人が場所取りをしてくれてたおかげなんだけど…。
(↑ありがとう orz)



昼過ぎにイベントがスタート。

バイクやらよくわからないクラシックカー等が目の前を通り過ぎます。車が一台通り過ぎるごとに大歓声。TV中継とかもしょっちゅうあるし、モータースポーツは人気のようです。



このイベントの目玉はFIマシンのデモ走行。
もちろんF1マシンなんて目にするのは初めて。

感想は…。

早い。とにかく早い。キタって思ったらもういない。
写真撮ろうとしても早すぎてシャッター押しても追いつかないw。

ようやく取れたのが上の写真。
ワタクシのデジカメではこれが限界…。

あとは音がとにかく大きい。
エンジンの音というより何かの爆発音。


F1 以外のレーシングマシンも市街地の特設コースを疾走。
こちらのマシンも早い。スピード出しすぎ。





ニュース記事を発見したので参考まで。
http://sports.jp.msn.com/article/article.aspx/genreid=13/articleid=203943/


なかなかの盛り上がりで、モータースポーツを一度は観に行ってみる価値はあるかも、と感じさせる大迫力のイベントでした。

2007年8月23日木曜日

オランダで野球観戦 !?



高校野球に、プロ野球。
夏は野球好きにはたまらない季節。

今年はオランダだし、野球観戦は諦めてましたが、なんとやってました。
ロッテルダム国際野球大会 (ワールド・ポート・トーナメント)。

日本、オランダ、台湾、アメリカ、キューバの5カ国による国際野球大会。
これは行くしかないでしょう!

と、下調べの段階から意気込んでたものの、日本戦は平日昼間の試合ばかり。ようやく応援に行けたのは1次リーグの最終戦。観に行ったのは日本対オランダ。

一次予選は各チーム総当たりで2度ずつ対戦。
ここまでの日本の戦績は7戦全敗…。

日本代表は東都大学リーグの選抜 (他の国は割と本気) だかららしいけど、ちょっと負けすぎ…。全敗を阻止すべく、応援に行ってきました。



オランダで野球なんか誰も観ないだろうと思って試合開始の30分前くらいに行ったところ、なんとほぼ満席。オランダ人も野球観るのか~、とちょっと感動。

見たところ95%以上はオランダ人。日本チームのベンチ裏も占領されてたので少し外野よりの席へ。甲子園の巨人の応援団並みに肩身が狭いなぁ…w。



球場はなかなか手入れされてていい感じ。
オランダにもこういう球場があったのか~、とここでも感動。


そうこうしてるうちに試合開始。

一回表、日本が先制。いきなり2点取りました!
しかしその裏、驚くべき出来事が!

レフトポール際の明らかに誰がどう見てもファールの打球がなんとホームランに!
シンジラレナ~イ!!

さすがにオランダ人の観客も明らかに誤審だと思ったのか、以降の打球が3塁側スタンドに飛び込むたびに 「これもホームランにしろよ!」 と腕をクルクル回して(ホームランの判定の際に審判がとるジェスチャー)塁審に向かってブーイング。

その後もたびたび下される明らかにオランダよりの判定。
これが国際試合の怖さなのか…(笑。



その後、両チーム決め手に欠けゼロ行進。
心許ない照明灯の下ナイターに。 延長戦突入!

そして迎えた延長11回裏、オランダの攻撃。
二死二塁から3塁線を破られ痛恨のサヨナラ負け。

なんと、日本チーム、全敗です(T_T)。
日本の大学生が全敗してしまうとは…。しかもオランダに2敗…。

北京のプレ五輪で日本がチェコやフランス相手に苦戦したのもそうだけど、ヨーロッパの野球のレベルはかなり上がってきてるようです。

今回のオランダ人の選手見ても体格はいいし、パワーはありそうだし、素人目に見ても、まだまだ強くなる余地はありそう。

それにしても全敗は悔しすぎ…。
来年は星野ジャパンに来てもらってこの借りをきっちり返してもらいたいな~。

2007年8月21日火曜日

中欧7日間 ~ブダペスト・ハンガリー料理~



最後にハンガリーで食べた料理について。

手持ちの資料によると、ハンガリーは美食の国。
ということでレストランへGO。

左は果物の冷たいスープ。
夏場に食べることのできる名物料理とのこと。

これ、暑さも手伝ってか、激ウマ。
絶対日本で店出したら流行ると思う。

右は「グヤーシュ」。これまたハンガリーの代表的な料理。
ちょっと味が濃いけどこれも美味しい。



メインで頼んだ料理はこちら。

名前は忘れてしまったけど、牛肉をパプリカ等で煮込んだもの。
右にいたっては完全に何か忘れてしまった(笑。

かなりウマそうじゃない?
どちらも見た目の通り、美味しかったです。

ただ、ちょ~っとだけ味が濃かったかな~。
その辺は人それぞれだとおもうけどw。

ハープの生演奏があるようなこじゃれた店でいろいろ食べたのに5000円もしなかった。また食べたいな~。



とはいえ、あまり良いものばかり食べるわけにもいきません。
たどり着いたのはここ、ブダペストの中央市場。

お土産から生活雑貨、生鮮食品まで様々なものが売られていました。
その場で食べれる惣菜店があったので早速注文。



豆のスープとイモ。

思ったより一品の量が多くて二品しか注文できなかったw。
これも美味しい。ま、ビックリする様な美味しさではないけど(笑。

味の濃さがちょうどいい。場所が場所だけに、きっと地元の人の食卓に並んでるんだろうなーという家庭的な味でした。


さすが美食の国といわれるだけのことはあるね。
どれも美味しく頂きました。

物価安いし、メシうまいし、温泉あるし。
ハンガリー勤務もいいかな~!?

2007年8月19日日曜日

中欧7日間 ~ブダペスト・夜景~



ここ、ブダペストは夜景が綺麗な街。
昼間歩き回って疲れてても、まだ眠るわけにはいきません。




到着初日は徒歩で街中を散策。
くさり橋を始め、様々な建物がライトアップされています。

特にドナウ河の河沿いの眺めが綺麗。

河沿いを延々ぶらぶらしすぎて気付いたら地下鉄の営業が終了してた。
それくらい時間を忘れて楽しめます。



2日目はドナウ河でナイトクルーズ。
暗くなり始めた夜の9時頃にスタート。



景色はとにかく最高。

黄金に輝く王宮はホントにきれい。
国会議事堂はなぜか白色。ちょっと妖しげ。



水上から観る街のオレンジ色の光を楽しみつつ、あっという間にクルーズ終了。陸に上がったのが午後10時半ころ。前日、この日と河沿いの夜景は十分楽しんだ。

残すは…。


ということで、最後の気力を振り絞って再びゲッレールトの丘へ。
急斜面に沿うようにあるジグザグの階段をひたすら登り頂上を目指します。

こんな時間に山登りするのはとにかくキツイ w。
息を切らしながら暗い山道を抜け、その先で観ることができたのは…。



この眺め。金色に輝くブダペストの街並み。
しばらく景色を楽しんで、下山。

昼も夜も歩き回って、しかも坂を登るのは大変だったけど、一日中楽しめる街です。いや、ほんと、良く歩きました。10年後に同じコースはきっとムリだねw。

若いうちにいろんなとこ歩きまくろうw。

2007年8月15日水曜日

中欧7日間 ~ブダペスト到着+街歩き・昼~



4日間滞在したウィーンを離れ、国際列車でブダペストへ。
所要時間は約3時間。

途中、車内ででパスポートチェックがありました。

オランダ、オーストリアも含め、大半のEU諸国が加入しているシェンゲン協定という取り決めがあります。この協定の加盟国内の移動は、基本的に自由。パスポートチェックは行われません。今までに訪問した国はこの協定に加盟していたので移動の際、入国審査はありませんでした。

今回訪問するハンガリーはこの協定の効力外(加盟はしているが、未実施)。
というわけで、こちらに引っ越して来てから初めてパスポートにスタンプ押されました。

電車内での入国審査にちょっぴり興奮しつつ、ブダペストに到着。
なかなか綺麗な構内だな~、と思って歩いてると寄ってくる人多数。

「アコモデーション?」「タクシー?」「チェンジ?」

国際列車の到着を待ち構えていた客引きのようです。今まで行った国では見かけなかった方々の歓迎を受けたため、ちょっとだけ気を引き締めつつ、移動。



ホテルでチェックインを済ませ、真っ先に向かった先はここ。
「ゲッレールト温泉」 w。

ハンガリーはヨーロッパでも有数の温泉大国。
ウィーン、ブラチスラバと歩き倒したのでリフレッシュ。

お湯の温度は一番高いので38度。ちょいぬるめ。プールも併設されてました。
あ、もちろん、風呂もプールも水着着用ですw。




温泉に癒されたあとはゲッレールトの丘へ。
ブダペストの街が一望できます。

ドナウ河に架かっているのがくさり橋。
左の写真に写っているドナウ河をはさんで

左側が「ブダ」地区。
右側が「ペスト」地区。

両方併せて「ブダペスト」。豆知識。



ブダペストで一番美しいと感じた建物はこれ。
ハンガリーの国会議事堂です。

国会議事堂のすぐ前に掲げられている穴の開いたハンガリー国旗。
1956年のハンガリー動乱の犠牲者を悼むためのものとのこと。

そういえばハンガリーは学生の頃に習った「鉄のカーテン」の向こう側の国。
もはやその言葉は過去のもののようです。




昔のハンガリー王の居城、ブダ王宮。
右の写真は王宮へ向かうケーブルカー。

ブダ側には丘が広がっていて、主要な観光スポットはその丘の上にあります。坂のない平らな国から来た観光客にはかなりキツイ坂があちこちにあります。





頑張って坂を登ればそこにあるのはいい景色。王宮のある丘(王宮の丘)にある漁夫の砦からはドナウ河の対岸に国会議事堂を望むことができます。




ハンガリーはマジャール人の国 (国民の9割以上はマジャール人)。
言語はマジャール語。もともとはアジアにいた民族らしい。

そのマジャール人が現在のハンガリーを征服したのが西暦 896 年。
建国千年を記念する建物がいくつかありました。

左は英雄広場と建国記念碑。
マジャール人の英雄達のブロンズ像で囲まれています。

右は聖イシュトバーン大聖堂。

建国千年にあたる1896 年に向け、1851年に着工したそうです。しかしながら、完成したのは1905 年。こういうゆるいトコ、好感が持てます(笑。



他にも見所がたくさん。
へとへとになるまで歩きまくりました。

今思えば、ハンガリーの温泉、かなり良かったな~。
オランダでも湧かないかな…。ムリか(笑。