2007年10月28日日曜日

冬、開始



時計の針を1時間遅らせて…。

今日から冬時間がスタート。
いよいよ、寒い、暗い、天気悪いの3拍子揃った季節がやってきました。

日本との時差は7時間から8時間に変わります。

本日の日没は17時30分。(日の出は7時30分)
これから更に日が短くなっていきます。

朝、出勤時にはまだ真っ暗。
夕方、退社時に既に真っ暗…という感じ。

何年も冬を越したわけではないので、偉そうな事は言えませんが、今年は去年よりも寒い気が…。既にコートにマフラーの完全防備で出勤しております。


寒いのは何とか我慢できるとして、もっとキツイのは天気。
オランダの冬は、基本的にはどんよりした空模様+強風。

冬は晴れの日が圧倒的に多い太平洋側の出身のワタクシにはかなりキビシイ。(相方は日本海側の出身なので耐性ありそうだけど…)

冬場は、体中から、太陽が欲しい!という声が聞こえますw。


と、キツイとか辛いとかばっかり書いたけど、楽しみなこともたくさん。
クリスマス、正月、ウインタースポーツ等々。

何より楽しみなのは春の訪れw。

厳しい冬を乗り越えて味わうオランダの春はとにかく最高。
ちょっと気は早いけど。

ということで、2度目の冬、スタートです。

2007年10月25日木曜日

ロッテルダム開発中



景気がいいからなのか、街の老朽化が進んでるからなのかはわかりませんが、只今、ロッテルダムの街ではあちこちで工事が行われています。

生活範囲内はとにかく建機だらけ。

まずはロッテルダム中央駅。

この工事はわれわれがこの街に引っ越してくる前から続いています。そして未だに工事中。なんか全く終わる気配がありません。来年あたりには開業するらしいけど、どうなることか…。

そんな中、取り壊し中の旧駅舎のネオンがいつの間にか変わってました。

以前は、「CENTRAAL STATION」 だったのが
文字を入れ替えて 「TRAAN LATEN」 に。

「泣いている」とか、「悲しんでる」 とかいう意味になるらしい。

こういうことをやってしまうところは、ちょっと好感がもてるというか、なんかいいよね。 ま、工事はなかなか進まないようだけど…。



職場の隣りでも工事中。
新しいオフィスビルを建設中。

最近ようやく落ち着いてきたけど、杭打ち作業で揺れる揺れるw。
オランダは埋め立てやら干拓で作った土地だらけなので基礎工事が大切らしい。



我が家の目の前も工事中。
以前、ホテルだった建物を取り壊して、マンションを建てるそうです。

この解体作業が、うるさいうるさい。
百歩譲って騒音の大きさはいいとしても、どうしても許せないことが…。

何故に朝の6時過ぎから作業を始める??
しかも、午後の2時とか3時には作業終了(笑。

挙句の果てには2ヶ月位前に解体作業がひと段落して以来、全く次の作業に進む気配がありません。急いでるから6時に始めたんじゃないのか~??

ホント、オランダ人の仕事の進め方はよくわかりません(笑。



ホテル解体につれて、隣りの建物も取り壊し中。

何の建物かイマイチよくわからないけど、聞くところによるとお金ない人にソフトドラッグを配布する施設だったらしい。そういえば、ラリった人がたむろしてたような…。

施設の内容はともかく、壁の落書きは結構気に入ってたのにな~。

シュールな亀仙人vs イヌ(笑。
この絵を楽しめるのもあとわずかww。



というように、あっちこっちで工事中。
街中にぎやかです。

ま、どれもうちらがこの街にいる間には終わらないだろうな~。
なんかこの感じだと、5年後に来てもまだやってそう。

なんつーか、ゆるいね~ww。

2007年10月21日日曜日

日本語を教える

オランダで生活して1年。
ようやく挨拶くらいはオランダ語でできるようになりました。

こちらが頑張ってオランダ語で話すと、大抵は笑顔で対応してくれます。
自分の話した言葉が通じると、やはりこちらもちょっといい気分。

同僚のオランダ人に 「これオランダ語でなんていうの?」 なんて質問すると、うれしそうに教えてくれます。自分の勉強にもなるだけでなく、職場の雰囲気もよくなるし一石二鳥。

やっぱり、自分の国の言葉を話されて悪い気はしないようです。


とまー、普段はこんな感じで教えてもらったり、勉強して話す側の立場にいる訳だけど、今週はめずらしく逆の立場に立たされました。

タイトルにある通り「日本語を教える」側。

とはいっても先生になったわけじゃなくて、週末に一緒にサッカーした中国人学生の郭くんに、ほんの少し日本語を教えただけ。

ただ、これが思いのほか大変でした。

郭くんの日本語は片言で簡単な会話ができるようになった程度。
サッカーの帰りに一緒に食事した際に

「ワタシハ、カクトイイマス。ニジッサイデス。」

と、たどたどしいながらも日本語で自己紹介してくれました。

日本語を勉強してくれてる人がいるとうれしいものです。やっぱり自分の国の言葉を一生懸命に話されると、悪い気はしないんだね。

で、その時、初めて彼の年齢を聞いたので

「へー、ハタチかー、若いね。」 と何の気なしに返答すると…

「ハタチってナンデスカ?」 との質問が帰ってきました。

「ハタチは20歳って言う意味だよ」 と答えると

「漢字でドウ書きマスカ?」 と中国人ならではの質問。

「にじっさいと同じだよ。」 と答えると、

「じゃあ、ハタチとニジッサイはドウ違うデスカ?」 だって。

う~ん、難しい。
続いて、その流れで数字の話に。

「ナナとシチはドウ違いマスカ?」
「ヨンとシはドウ違いマスカ??」

これまた難しい質問。
ちょっと数字の話をしてるだけなのに…。

普段何気なく使ってるけど、日本語って意外と難しいな~。

で、上の質問の回答についてなんだけど、郭くんがあまりにキラキラした目で質問してくるので適当に答えるわけにもいかず、真剣に考えました…。

その結果が、これ。


「にじっさい」 と 「はたち」 の違い

どっちを使ってもオッケー。普通に数えていった場合は「にじっさい」。ただ、20歳はキリもいいし、大人になる年齢なので特別な読み方として 「はたち」 がある。どっちかっていうと 「はたち」 の方が一般的。


「なな」と「しち」、「よん」と「し」の違い

ほとんどの場合はどっちを使っても大丈夫。ただ、「四国」とか「七味」とか読み方が決まってる場合もある。日本人でも知らなきゃ間違えるし、あまり気にせずに好きな方で言えばいい。おかしかったらきっと周りの日本人が正しい方を教えてくれるからww。


…、って改めて思い出してもヒドイな。しかも今はちゃんと調べて「にじっさい」って書いてるけど、思いっきり「にじゅっさい」って発音してしまってたし。

郭くん、スマヌ。
キミの質問は難しすぎたよ…。


外国の人とコミュニケーションして、理解を深めるには相手の国の言葉や文化を勉強するだけではダメなんだね。ちゃんと自分の国のことも勉強しとかないと。

あーでもよく考えたらオランダ語まだ全然しゃべれないんだった。早く日本人に日本語で質問できる郭くんと同じようにオランダ人にオランダ語で質問できるようにならないとな~。

う~む、まだまだ勉強しないといけない事だらけ、だね…(笑。

2007年10月15日月曜日

DE BIJENKORF



先週末もいい天気。2週続けていい天気。
こんな日はやはり街をぶらぶらするのが一番。

近所にある百貨店「DE BIJENKORF(デ・バイエンコルフ)」へ。このDE BIJENKORF は、オランダ唯一の百貨店で、国内の主要都市にしかないらしい。

ということは、一応、ロッテルダムは主要都市のようですw。


それでは早速入店。

近々20年以上の付き合いの親友が結婚するので何かいいものがあれば贈り物にしよう!ということで各フロアを物色。



中はこんな感じ。日本の百貨店と同じような雰囲気。
グランドフロアで化粧品売るのは万国共通?

「1階」ではなく、「グランドフロア」って書いたのには、ちょっとした理由が。

オランダでは「1階」というと日本でいう「2階」を指すことになります。
地上から、グランドフロア、1階、2階、3階という風に数えます。

よって、かぶれて書いたわけではありません(笑。

知ってる人には、いまさら、って感じの話だろうけど、未だに違和感がありますw。
なんつーか、おかしいねww。



最上階の家具売場。
やっぱり家具売場は上の方の階にあるってのが相場のようです。

オランダの家具は世界的に評価されている(オランダ人、談) ので人気があるようです。ここにある家具もなかなかオシャレでいいかんじ。

ただね~、高いんです。この前カーペット買うときにこの店でも探したんけど、どの商品も完全に予算オーバー。結局、IKEA で買いました。

そんなことより、いきなり友人に家具を送りつけるわけにはいかないので別のフロアへww。



オランダが誇るキャラクター「ミッフィー」。
オランダでも「ナインチェ」という名前で親しまれています。

当然この百貨店でもグッズがたくさん売られてます。
子供にも大人気。

あ、でも出産祝いなわけでは無かった。
さらに別のフロアへ。



紳士服売り場。
ここの売り場は、いつ来ても欲しい服がありません。

なんというか、H&M みたいにカジュアルでもないし有名ブランドの服みたいにパリッとしてるわけでもなく、なんか中途半端な感じ。

ま、あんまりオシャレさんではないのでえらそうな事いえませんが…。

って、いつの間にか自分のもの見ちゃってるし…ww。


結局、全フロア冷やかしてこの日は終了。
友人への贈り物はもう少し街中を物色してから決めることにします。


最初にも書いたけど、このバイエンコルフが、オランダ唯一の百貨店。
そのわりには、なんていうか、はっきりいってしまうと、ショボイ (T_T)。

日本の各地域の中核都市にある聞いた事ないような百貨店(金沢のダイワ、とかw) の方がよっぽどいろいろ置いてますww。


あー、でも、欲しいものが置いてないと無駄遣いしなくて済むからいいかもww。
近所にハロッズとかプランタンがなくてよかった~(笑。

2007年10月13日土曜日

H&M



さらに街をぶらぶら。

続いては衣料品を扱う 「H&M(エイチアンドエム) 」 へ。
「へネス・アンド・モーリッツ (Hennes & Mauritz) 」の略で 「H&M」、らしいよ。

この H&M も前回書いた HEMA と同じくオランダのどこの街に行っても見かけます。 うちの近所のロッテルダムのセントラム地域だけでも3店舗もあるくらい。

HEMA と違うのはオランダではなくスウェーデンの企業だというところ。

オランダにもたくさんあるくらいなので、他の地域にもたくさん出店されています。というか、今までヨーロッパで旅行したほとんどの街に H&M が出店されていました。見かけなかったのはブラチスラバくらい。

とにかく、ヨーロッパ中どこにでもある、そんな感じの衣料品店です。



店内の様子。

カジュアルなものからスーツやネクタイまで幅広い品揃え。
デザインもシンプルなものから着こなせそうにないものまで、いろいろ。

ただ、値段は比較的安いので無理やり例えるなら、かなり守備範囲の広いユニクロっていう感じかなw。



うちらのよく行くのは中が広くて、取り扱い点数も比較的多い店舗。
ま、広いって言っても売り場面積の半分以上は女性向けなんだけどねww。

この店、ユニクロみたく店員がまめに服をたたんだりしないようで、週末の夕方にいくと店内ははっきり言ってメチャメチャですww。それでも、店員もカジュアルだし、過剰な接客もなくて居心地がいいので、ついつい足を運んでしまいます。



で、先日買ったジャケットとTシャツ。
写真ではわかりにくいと思いますが、どちらもサイズは「S」…。

え~っと、ワタクシ日本ではそんなに小さくない方なんですが…。

うちの相方もサイズでは苦労してるみたいです。
みんなデカ過ぎ…。

ちなみに製造地はインドネシアと中国。
他にはトルコとか、ブルガリア、エストニア製の商品も多数ありました。


そんなH&Mについてネットでいろいろ見てたら、気になる記事を発見。
(http://www.shibukei.com/headline/3917/index.html

どうやら来年、日本に進出するらしい。
10年後は日本でも H&M だらけになってたりしてww。

あ、そのためには条件が1つ。
サイズは小さめでお願いします(笑。

2007年10月10日水曜日

HEMA



街ぶらぶらの続き。
生活雑貨を取り扱う店、「HEMA(ヘマ)」 へ。

この HEMA はオランダ生まれの雑貨屋で、国内のほとんどの街にあるといってもいいくらい、あちこちにあります。

最近はアムステルダムのスキポール国際空港内にもオープンしました。

逆にオランダ国外では全くと言っていいほどみた事がない。
そういう点からも 「いかにもオランダ」 っていう感じの店です。



取り扱ってる商品は…、洋服、食器、電化製品、食品、文房具等々、生活雑貨全般。品揃えとしては日本の無印良品と同じような感じかな~。

ただ、上の食器の写真を見てもわかるようにとにかくカラフルw。
その辺は MUJI とは全然違うけどw。

この店では、とりあえず生活をしていく上で最低限必要なものをいろいろと揃えることができるので、引っ越してきたばかりの頃から色々と助けてもらってます。

何より、値段も安いしww。



日本とは多少生活のスタイルが違う部分もあるので置いてる商品にもその特徴が出ています。たとえば上の写真。ロウソクとペンキ。

ロウソクってうちらにはあまり馴染みがなかったけど、オランダ人の生活にはかなり溶け込んでいるようです。

ということで我が家でもたまにロウソクの明かりを楽しんでます。
思ったよりいいね、ロウソクの明かりってww。

ペンキの方も、オランダ人は暇さえあれば家をいじってるので結構売れてるみたいです。そういえば会社の同僚は部屋の壁を黄緑に塗ってました(笑。



HEMA にはフードコートみたいなものも併設されています。
こちらも値段が安く、手軽です。味は…、あまり期待しないでくださいw。

あとは店の外、通りに面したところでも食べ物を売っています。ホットドッグがよく売れてるみたいです。うちらも 「ヘマドッグ」って呼んでよく食べてます。


と、こんな感じで、オランダで暮らす人々の生活にがっちり食い込んでいる HEMA。気付けば我が家にも HEMA のものがたくさん。

食器、旅行カバン、タオル、文房具等々。

いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします(笑。

2007年10月8日月曜日

自転車天国



週末のオランダは雲ひとつない晴天。
こんな日はなんの用事がなくても外出せずにはいられません。

なぜなら…… 次に青空を拝めるのがいつになるかわからないからw。
実際、月曜日の今日はいつもの曇天模様へ逆戻り t(T_T。

ということで土曜日は意味もなくロッテルダムの街をぶらぶらしてきました。

当然、街中なので風車はなく、今の時期チューリップも咲いてません。
オランダっぽいものはないかな~、って思って改めて辺りを見回してみると…。

ありました!いいのが。
それは、「自転車」。



オランダは見える範囲すべてが平らといっても過言ではないくらい起伏がありません。そのため、自転車は手頃な移動手段としてあらゆる人に利用されています。

同じ場所に立ってぼーっとしていると、ここは一昔前の北京か?っていうくらいの数の自転車が通り過ぎて行きます。



オランダの路上を歩いていて思うのが「自転車最強説」w。

オランダでは大半の道路に自転車専用レーンが設けられています。
上の写真の両側の茶色いところが自転車専用レーン。

この専用レーンでは、自転車がかなりスピードを出して走行してます。うっかり道路の茶色の部分を歩くと危険です。轢かれる可能性大です。横断歩道と交差するところでも容赦ありません。

歩行者だけでなく、自動車でも同じ。自転車の邪魔になるような走行をしているとボンネットにパンチされるそうですww。

ま、さすがにそれは見たことないけど、自転車を運転してる人が自動車に向かって「チリンチリン」てベルを鳴らし、大声張り上げて自動車をどかしている光景は何回か見たことがありますww。

ということで、もし道路を通行しているものに順位をつけるとしたら、

自転車>歩行者>馬>自動車

きっとこんな感じになりますww。


でも、決して運転マナーが悪いわけではありません。

専用レーンがあるおかげで歩道を歩いてる時は自転車の存在を気にしなくて済みます。茶色いところを歩かなければむしろ日本より安全。

小学校の頃に習った「右に曲がる時は右に腕を出す」みたいなサインを基本的にはみんな出してくれます。

最初見たときはなんかダサいな~って思って見てたけど、自転車がそれなりにスピード出して走ってるのでサインを出してくれないと、かなり危ない。

こちらで暮らしてみて、自転車と歩行者、車が共存するにはあのサインは必要なものだというのが、ようやく理解できました。


他に自転車について気付いたことを並べてみると、

  • 種類が豊富。子供を前に乗せるタイプのものや寝転がってこぐもの、ブレーキがないもの等、見たことない自転車が数多く走っている。
  • 通勤に自転車利用っていうのも一般的。
  • ものを大事にするオランダ人らしく、10年20年は乗っているだろう、というような年季の入った自転車もよく見かける。
  • 盗難防止のためか、カギが異様に太い、そしてデカイ。少なくともペンチの攻撃には耐えられるような構造になっている。
と、そんなところ。


そんなこんなでオランダで大活躍の自転車。
でもそんな自転車が唯一勝てないものがあります。

それは…… 天気w。

さすがの自転車も雨の日はお手上げ。
ほんと、オランダの天気は困りもんだ…ww。


って、早くもブチ上げたばかりの自転車最強説に欠陥が…。
う~む、撤回するのもなんなので、全天候型の自転車でもできないかな~(笑。

2007年10月3日水曜日

1年ぶり

現在、相方ことうちの奥様は、身内のメデタイことこの上ない事情につき現在一時帰国中。ということで、約1年ぶりの独り暮らし。

う~む、何しようかな。

いろいろできるな。
ていうより、いろいろしなきゃいけないこともあるな w。

とりあえずの目標は生命維持、じゃなくて体重の維持かな。
ちょっと気を抜くと 「食べるのメンドクサイ」 ってなってしまうので(笑。

有難いことに相方がハンバーグやらひじきやらを冷凍庫においといてくれたので、とりあえずしばらくは料理しなくてよさそうです v。

よし、まずは運動だな。
最近運動不足でぽよぽよになってしまいそうなのでww。

こんなかんじで、久々の独り暮らしスタート。
ま、一年前の右も左もわからない状況に比べたら楽勝です。


え~、ということで、日本の皆さん、うちの相方をよろしくお願いします<(_ _)>

何かおいしい物でもご馳走してあげてください。
きっと泣いて喜ぶハズです(笑。

よろしくお願いしま~す。